チャクポ・リ(薬王山) – ラサ観光スポット

チャクポ・リ(Tib. Chakpori / Chagpori、別名「薬王山」「鉄山」「Iron Mountain」)、標高約 3,725 m、ラサのポタラ宮の南西に位置するチベット中央の四聖山のひとつです 。
地元では、ヴァジュラパーニ(降魔金剛)を擁する「守護の魂の山」とされます 。

🏥 医学と宗教の聖地
薬医学院の創設(1695–1696年)
第五代ダライ・ラマと摂政サンゲ・ギャツォにより、チュルクポリ山頂にチベット医学を学ぶ学校が設立されました 。
この「Chagpori College of Medicine(Men‑Tsee‑Khang)」では僧侶が医師に養成され、国内外で活躍する機関となりました 。

ターコイズ製の薬王仏像
医学王(Medicine King)のサファイア像が安置され、漢訳では「薬王山」と呼ばれる由来となっています 。

1959年ラサ蜂起での破壊とその後
中国人民解放軍の砲撃により医学院や寺院が破壊され、山頂は軍事的拠点とされました。その後、跡地には大きなアンテナが建てられました 。

流亡先で再興される
1992年、インド・ダージリンにて「Chagpori Tibetan Medical Institute」が亡命政府傘下で設立され、現在も伝統医学教育が続けられています 。

⛰ 岩壁と洞窟:信仰の痕跡
千仏崖(Thousand‑Buddha Cliff)
岩壁にはソンツェン・ガンポ王朝時代(7世紀)の仏像や経文が刻まれ、総数5,000体以上とも伝えられます 。

ザラルプ洞窟寺院(Zalalupu Grotto Temple)
東斜面には27㎡ほどの洞窟寺院があり、69体の仏像が保存されています 。

マニ石彫刻
参道沿いに巡礼者による「オム・マニ・パドメ・フーム」などを刻む作品群が見られ、信仰の生活感が息づいています 。

📸 ビューポイントとしての魅力
ポタラ宮の絶好撮影スポット
朝陽に映えるポタラ宮を撮るには理想的な位置。多くの写真愛好家や観光客が訪れます 。

巡礼路と街の眺望
坂道を歩きながら眼下にラサ旧市街やリンコル道を見渡せ、静かに巡礼気分に浸れます 。

🎒 アクセス & 観光情報
項目 内容
住所 Chengguan District, Lhasa City, No.2 Robulingka Road
tibettravel.org
標高 約 3,725 m
開山時間・料金 無料・7:00–夏22:00/冬8:00–19:00(撮影スペースの有料区画あり)
バスアクセス 線8, 13, 24など「薬王山」バス停下車が便利
おすすめ訪問時期 3~10月までが快適、天候や光線が良し

⛩ 現代のチャクポ・リ
頂上は現在塔やアンテナが立ち、かつての医学院の風景は失われましたが、麓には小規模寺院やマニ車、礼拝道が整備されています 。

地下や岩壁は専門家らにより保護・復元され、歴史遺産として保存されています 。

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