タイで辛いものを食べすぎてお尻が死んだ話し。

今から約25年程前の話しです。
タイに数回目の旅行だったと思います。
その頃は、まだタイ料理に慣れておらず、屋台の食べ物も不衛生ぽく見えて
(今は美味しそうに見える。実際に美味しい)
タイ料理を食べるのが怖い状態でした。
 
当時、実際に屋台ではイモムシやカエルが串に刺さって売ってましたし
ジュースはビニール袋で売っているのが普通の状態でしたし
黒く日焼けした顔の化粧をした女子高生が制服でビニール袋のジュースをストローで吸いながら
バイクに2人乗り、3人乗りでノーヘルで乗っているカオスな世界に見えていました。
 
タイで何が食べられる?
「チャーハンなら大丈夫!」
そんな感じの状態の時の旅行の話しです。
 
タイの街中で美味しそうなものを探すのですが
見た目が不衛生に見えて、食べられそうなものが少ないのです。
 
そんな中、ホテルの朝食バイキングにチャーハンがありました。
チャーハンなら大丈夫と、バイキングのチャーハンを皿に入れていると
前のタイ人が何やら「白い粉」と「粗めの粉唐辛子」と「液体」をチャーハンに掛けています。
 
これは何の調味料だろう?
と、思いながら真似して、少しだけ「白い粉」と「粗めの粉唐辛子」と「液体」をかけました。
席に戻って恐る恐る食べてみると、美味しい~!
脳に電気が走るほど美味しいのです。

 
何だこれは~?
と、食べかけのチャーハンの皿を持って
バイキングの調味料の置いてある所に行って、再度
「白い粉」と「粗めの粉唐辛子」と「液体」をチャーハンに掛けます。
 
この調味料の正体は何だ?と気になり
「白い粉」を匂いでみても何の匂いもしません。
この少し黄色い「液体」は何だ?と匂いでみると「酢」でした。
席に戻り「白い粉」を直接少しだけ口にいれると
ビックリ!正体は「砂糖」でした。(グラニュー糖かな)
 
「白い粉」=「砂糖(グラニュー糖)」
「粗めの粉唐辛子」=「プリッキーヌという唐辛子」
「液体」=「タイの酢」でした。
 
この3点をチャーハンに掛けると、とんでもなく美味しいのです。
 
この当時は美味しいものを数日間食べてなかったので
特に美味しく感じたのかも知れません。
(しかし、現在でも日本の自宅でもたまに3点をチャーハンに掛ける事はあります。メッチャ美味しいですよ!)
 
バイキングの席に戻りチャーハンに「砂糖・唐辛子・酢」の3点セットをかけて食べる。
お代わりでチャーハンを取りに行って3点セットをかけて食べる。
 
調味料の砂糖と唐辛子は大きな丼に入っており食べ放題です。
酢はガラスの瓶に入っており食べ放題です。
砂糖と唐辛子はレンゲでチャーハンにかけ放題。
酢は小さなスプーンでチャーハンにかけ放題。
 
茶碗1杯分くらいのチャーハンに
砂糖はレンゲ半分
唐辛子はレンゲ1杯
酢は小さじ3杯
これくらいが一番美味しい黄金比を見つけ出し
若かったのと、美味しさの衝撃で、朝から3杯?4杯?のチャーハンを食べて
私は「この旅行はチャーハン三昧の旅にするぞ!」と心に決めました!
 
お昼も、チャーハンの置いてある中華食堂を見つけて
砂糖と唐辛子、酢をたっぷりかけたチャーハンを2杯食べて
(当時は今よりも物価が安かったので)
3時のおやつに、砂糖と唐辛子、酢をたっぷりかけたチャーハンを2杯食べて
夜も当然、砂糖と唐辛子、酢をたっぷりかけたチャーハンを3杯食べて
大満足でした。
 
次の日の朝もホテルの楽しみなバイキングで
砂糖と唐辛子、酢をたっぷりかけたチャーハンを3杯食べて
今日は、どこに観光に行こうか?と
朝食後にホテルの部屋でくつろいでいる時に便意を催したのでトイレに
 
トイレで大便をしていると
お尻の穴が燃えるように熱い!熱い!熱い!
痛い!痛い!痛い!痛い!痛い!
 
お尻が拭けない。。。
紙がお尻の穴に触るだけで痛い!痛い!痛い!
 
大便をするのには約2分
お尻を拭くのに約30分掛かって拭きました。
 
そうだ。。。唐辛子だ。。。
 
昨日、今日でチャーハンを14杯以上食べている。
という事は
レンゲに14杯以上の唐辛子を食べている。。。
 
終わった。。。
 
もう、お尻が痛くて歩くのも困難な状態でした。
 
前かがみの姿勢で、お尻を広げるように意識しながら、そろりそろりと歩き
なるだけ、勢いよく座らないように気を付けて
 
もう、唐辛子は食べられません!
身体に優しいものしか食べられません。
 
病院に行こうかとも思いましたが
旅行中だし、タイだし、我慢出来るところまで我慢しようと
日本なら完全に病院に行っている重症です。
 
病院にも行かずに、痛みが、ほとんど取れたのが約1週間後でした。
痛みが取れてすぐに帰国という旅行でした。
 
皆さんも唐辛子には注意しましょう。

コメント

  1. 超食いしんぼー より:

    こんにちは。
    私もタイに来た頃はまともに食べられるものが少なく、会社の周りにある食堂でチャーハンからスタートした食生活。
    行きつけの食堂でチャーハンから始まり、野菜炒め、豚肉のニンニク炒め、パップンファイデン(空心菜の炒め物)、などタイ飯の修業が続きました。

    私は最初のうち辛い物が苦手でした。しかし食べ慣れて来るうちに辛さが足りないと物足りなさを覚える様になってきました。
    トウガラシをふんだんに食べた翌日のトイレはなかなか厳しいものがあります。これは体質なども関係する様で今でもトウガラシを食べ過ぎた翌日は辛いです。

    タイでテーブルに「トウガラシの粉末」「砂糖」「酢」が置いてあるのは珍しくなく中には「ピーナッツの粉末」「ナンプラー(トウガラシの輪切り入り)」などタイラーメンのお店や屋台にも色々味変アイテムが揃っているのがおもしろいですね。

    ただ私はチャーハンやクイッティヤオ(タイラーメン)に「砂糖」は基本的に入れないです。元々酢は大好きなのでラーメン系のメニューには酢をたっぷり入れます。

    トウガラシには「カプサイシン」という成分が含まれていて、食欲増進や代謝改善など摂取するといい効果を身体にもたらす事がありますが、摂取し過ぎの場合には状況により命を落とす危険もあるそうなので気を付けた方がいいですね。

    • 管理人 より:

      超食いしんぼーさん、最近のタイはオシャレなお店が多くなりましたね。
      昔の食堂はテーブルに「トウガラシの粉末」「砂糖」「酢」が置いてあるのは当たり前でしたが、そんな店が今ではレストランぽくなってきましたね。
      辛いものも食べ続けていると慣れるようで、どんどん強くなってきますね。笑
      しかし、イーサンの農家で家庭料理をいただく機会が何度かあったのですが、食べられないくらい本当に辛い料理が多かったです!
      印象的なのはソムタムの辛さ!みんな普通に食べてるので、私も食べたらビックリ!
      タイの人は普通に、こんな辛いのを食べてるんだっ!と思いました。
      バンコクの料理店で食べるソムタムの5倍以上は辛かったと思います!

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