猿の脳みそのお酒(ワイン)との出会い
猿の脳みそのお酒(ワイン)との出会いは、2017年10月23日。
私はミャンマーのマンダレーからタウンジーへ移動中のことである。
タウンジーに行くためにカローを通りがかった時に食事休憩を兼ねてカローの市場へ寄った。
ミャンマーのカローは初めての所なので興味津々で市場やお店を散策していた。
↓カローとはこの辺である。↓
カローの市場の近くを歩いているいると、
ワインが沢山売っているお店の前でミャンマーの人に「カローはワインも有名だ。」
と言われて「猿のワインもあるぞ!」と指差して教えてくれたのがコチラ。
普通の雑貨屋さんの表の棚に無造作に沢山のワインが並んでいる。
その中の1本に猿の絵が書いてあるラベルのワインがある。
いつ作られたのか?賞味期限は?保存方法もこれで良いのか?
(日中の気温は40度を超える陽のあたる場所に並べられている)
そんなもの飲む気も無いし、買う気も無いだが「猿???」
何が入っているのだろうと気になった。
猿の脳みそのお酒(ワイン)とは、どんなもの?
猿の脳みそのお酒(ワイン)が売られていたのはこの市場の近所の雑貨屋さん。
猿の脳みそのお酒(ワイン)は何が入っているだろうと気になり
ミャンマー人に聞いてみた。
ミャンマー人の答えはこうだった。
「ミャンマーの田舎の方では、ほぼ自給自足の人もいる
そんな人にとって猿はジャングルで捕れる貴重な食材。
(その人達は日本人が豚や牛、鶏を食べるように一般的に猿を食べるらしい。)
猿は全ての部分が食べられる。
特に脳みそは貴重な部分で煮たり、焼いたり、
干物にして保存したり、酒に入れて飲んだりする。
(猿の脳みその干物を梅酒のように漬け込むらしい。)
だが、ワインにされているものはカローだけで珍しい。」
との事でした。
しかし、猿の脳みそでワインを作るとは恐ろしやミャンマー人!
猿の脳みそのお酒(ワイン)の効果
これは、ラオス、カンボジア、タイ北部、ミャンマーの中国側などの
観光地のお土産屋さんで定番のよく見られるサソリやコブラのお酒。
この調子でミャンマー東北部に行けばサソリやコブラがいないので
これに負けじと猿の脳みそのお酒に変化していったのではないかと推測する。
中国で猿の脳みそは高級料理であり、
猿の脳みそ料理は値段もビックリするほど高い。
とにかく身体に良いと言われ、万能薬と知られており、
滋養強壮剤、強精剤の効果もあると言われている。
そんな文化が中国からミャンマーにも伝わったのかもしれない。
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