ラサ(拉萨)観光マップ
ラサ(Lhasa)は、中国チベット自治区の首都であり、チベット文化の中心地として非常に重要な都市です。ラサには歴史的、宗教的な名所が数多くあり、観光地としても魅力的な場所です。
ポタラ宮
標高3,700mに位置し、13階建て、基部からの総高117m、全長約400m、建築面積にして1万3000㎡
単体としては世界でも最大級の建築物。
チベット仏教及びチベット在来政権の中心であり、内部に数多くの壁画、霊塔、彫刻、塑像を持つチベット芸術の宝庫。
世界遺産ラサのポタラ宮の歴史的遺跡群を構成する一つ。中国の5A級観光地
デプン寺(哲蚌寺)
チベットの寺で最大で、最盛期には世界中のどの宗教の寺院・僧院よりも大きかった。
チベット最大宗派であるゲルク派の最大寺院。チベットの三大寺院の一つ
羅布林卡(ノルブリンカ)
ダライ・ラマ7世によって1755年より建設され、1950年代に中華人民共和国に接収されるまで夏期の離宮として機能した。
敷地全体が現在では公園(離宮と庭園)になっており、ラサの人々の憩いの場になっている。
薬王山 (チャクポ リ)
ポタラ宮殿を望む薬王山はチベット名でチャクポリと呼ばれ、「山の角にある山」を意味する。
ラサのポタラ宮広場の西側にあり、海抜は3725メートル
ポタラ宮殿全景の撮影スポット
ジョカン(大昭寺)
チベット全域からラサを目指す巡礼者はジョカン(大昭寺)を詣でることを目的にやってくる。
夜が明ける前から巡礼者がお香の煙で真っ白になったジョカン前に集い、全身を投げ出すキャンチャ(五体投地)を一心不乱に行っている巡礼者も多い。
バルコル(八廊街)
ラサの旧市街の中心部に位置し、ジョカン寺(大昭寺)を囲むように建てられた最も賑やかな商店街
街の中心には大きな香炉があり昼夜問わず常に煙が漂っており、街路の両側は露天が並び
銅の仏像やマニ車などの宗教用品、皮袋、馬具、チベット刀などの生活用品の店、タンカ、ハンカチ、細工などの手工芸品チベットの雰囲気たっぷり
セラ寺
河口慧海が学んだセラ寺はチベット仏教のゲルク派の六大主寺。チベットの三大寺院の一つ
最盛期には僧侶8千人あまりがいたと言われるように、ラサで2番目の規模となる寺院。
セラ寺の辯經(質問・回答式で経文への理解度をお互いに確認し合う修行)は600年以上続いており、今でもセラ寺の特色になっている。
ガンデン寺(甘丹寺)
チベットの三大寺院の一つ。1416 年創建
ラサ市内からは車で約60km(2時間弱)ほどかかる郊外に位置し、標高4,300mの「丘」の上に建っており僧院と丘が一体となり聖地ムードは満点
ラサ(拉萨)観光・旅行のヒント
標高
ラサは標高3,600メートル以上に位置しているため、高山病に注意が必要です。到着後は体を休め、無理のないペースで観光を楽しんでください。
気候
ラサの気候は乾燥しており、昼夜の温度差が大きいです。特に朝晩は冷えるので、防寒具を持参した方が良いです。
文化
チベットの宗教と文化に深い敬意を払うことが大切です。寺院や僧侶、巡礼者に対しては礼儀正しく接しましょう。
ラサには、チベット仏教や歴史、文化を深く学べる場所がたくさんあります。静かな雰囲気と壮大な景色を楽しみながら、心を落ち着けることができるでしょう。
ラサの年間気温
ラサの気候は標高が高いため、乾燥していて昼夜の温度差が大きいです。ラサの気候は、高地の乾燥地帯に分類され、典型的なステップ気候(乾燥で寒暖差が大きい)となっています。年間を通して比較的穏やかですが、季節ごとの特徴があります。
春(3月~5月)
平均気温: 5~15°C
春のラサは比較的温暖で過ごしやすいですが、朝晩はまだ冷え込みます。日中は日差しが強く、温暖に感じることが多いです。春は観光客が少なめで、混雑を避けたい人にはおすすめのシーズンです。
夏(6月~8月)
平均気温: 15~25°C
夏はラサでも最も温暖な時期です。昼間は暑く感じることもありますが、湿度が低いため、過ごしやすいです。しかし、高地特有の強い日差しがあるので、日焼け対策は必要です。観光シーズンのピークとなり、多くの観光客で賑わいます。
秋(9月~11月)
平均気温: 10~20°C
秋は気温が適温で、昼間は温暖で過ごしやすいです。夜間は肌寒くなりますが、秋は雨も少なく、晴れた日が続きます。秋のラサは風景が美しく、特に9月から10月にかけての旅行が最もおすすめの時期です。観光には快適で、秋の空気が心地よいです。
冬(12月~2月)
平均気温: -5~5°C
冬はラサで最も寒い季節です。昼間でも気温は5度前後、夜間は氷点下になります。ですが、ラサは乾燥しており、空気が澄んでいるため、晴れた日が多いです。冬のラサは観光客が少なく、静かな雰囲気の中で観光を楽しむことができますが、寒さ対策が必要です。
ラサの観光シーズン
ラサの観光シーズンは主に春から秋にかけてです。特に6月から10月の期間が観光に最適なシーズンとなります。この期間は気温も快適で、天候も安定しており、観光地もアクセスしやすいです。
ベストシーズン: 春(5月~6月)、秋(9月~10月)
天候が穏やかで、観光地を快適に訪れることができます。
観光客も多すぎず、混雑を避けたい人にはおすすめ。
ピークシーズン: 夏(7月~8月)
最も温暖で観光には最適ですが、観光客が多く、ホテルや観光地が混雑することが予想されます。
オフシーズン: 冬(11月~3月)
観光地が比較的空いており、静かな旅行が楽しめますが、寒さや高山病のリスクもあるため、準備が必要です。
ラサの観光における注意点
高山病への注意
ラサは標高が高いため、特に初めて高地に行く場合、高山病にかかる可能性があります。到着後は急激な活動を避け、十分に休息を取るようにしましょう。
日差し対策
標高が高いため、紫外線が非常に強いです。日焼け止め、サングラス、帽子などを準備して、日差しから身を守りましょう。
寒暖差
昼と夜の気温差が大きいため、軽装と防寒具を併せて持参することをお勧めします。
ラサを訪れる際は、季節ごとの特徴を考慮し、自分の体調や好みに合った時期に訪れると、より良い体験ができるでしょう。
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