「タミンジョー」は、ミャンマー語で「焼き飯」「チャーハン」

タミンジョーとは

「タミンジョー」とは、ミャンマー語で「焼き飯」「チャーハン」のことです。
米 thamin(タミン)炒める gyaw(ジョー)という意味です。
中国からミャンマーに入ってきてミャンマー風にアレンジした焼き飯です。
ミャンマーは中国からの移民の方も多く、中華系の人から伝わったと思われます。
そしてミャンマーの米は細長いものが多くチャーハンにも適している地域なのです。
 
なぜ、わざわざチャーハンのことを紹介するかと言えば
ミャンマーの田舎へ行けば食べられるものが「タミンジョー」しか無いからです。
食べられるものが無い?
はい。ミャンマーの田舎のレストラン(屋台)では、見た目の問題もあるし、衛生的な問題。
メニューが無い事も多く、言葉が通じないので分からない。
作り置きしてある料理を見ても、それが何なのか分からない。
そんなことで結局「タミンジョー」になっちゃうのです。

タミンジョーの言い方

ミャンマーの人の言い方を聞いていると
タンミンジョ。タンミンチョ。タンミンチョー。タンミンジョー。など聞こえますが
正解は「タミンジョー」
何度も(100回以上)ミャンマーで焼き飯を食べている私がミャンマーの人に何度も確認しました。

タミンジョーの種類


タミンジョーは、米 thamin(タミン)炒める gyaw(ジョ)なので
必ずしも具が入っているとは限りません。
豆とご飯を炒めたものも「タミンジョー」です。
これは、おかずを選んで食べる店(屋台)などで一緒に食べるタミンジョーです。
このタミンジョーは「白ご飯」と「焼き飯」の間のような感覚(値段も)です。

タミンジョーの付け合せ「ベィチン」


ベィチン=ミャンマー酢、生の唐辛子の刻んだもの、生ニンニクの刻んだもの
タミンジョーに混ぜて食べる付け合せが「ベィチン」です。
店や地域によって異なりますが
ヤンゴンで「タミンジョー」を注文すると一緒に「ベィチン」が付いてきます。
ミャンマーでも北部の方へ行くと「ベィチン」と言っても「無い」と言われる事もあります。
酢は日本のものと少し味が違う。そんなに酸っぱくない。
酢醤油に出汁を入れ、薄めたような感じ。
生の唐辛子の刻んだものは非常に辛い(沖縄の島とうがらしに似ている)。
ニンニクは日本と同じ味。
細かく刻んである場合や皮付きで出てきて自分で剥く場合もある。

市場で売っている赤い唐辛子と緑の唐辛子。
・赤い唐辛子=熟している唐辛子
・緑の唐辛子=熟す前の唐辛子
タミンジョーを食べる時に「ベィチン」は欠かせない。
 
ただタミンジョーに唐辛子を入れ過ぎると美味しいのだが、次の日にお尻が火事になる。

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