ミャンマーの高速道路の状況
ミャンマーの高速道路は
・2009年ヤンゴンからネピード開通
・2010年にはマンダレー空港付近まで開通
・2011年にヤンゴンからマンダレーまで高速道路586.2kmが全線開通した。
全線4車線だが幅が狭い。日本の2車線から考えると1.5車線分くらいしかない。
また、ヤンゴンからマンダレーまで全線走りましたが
コンクリート舗装が3分の2。アスファルト舗装が3分の1程度。
首都ネピドー付近はアスファルト舗装が多かった。
路面の状態は日本と比べると非常に悪い。
コンクリート舗装の部分はガタガタしてスピードが出せない。
また、ミャンマーの交通事故率は日本の10倍以上と言われている。
確かに交通マナーは悪いと感じる。
交通安全施設が不足している。
・ガードレールがほとんど無い。
・センターラインやサイドラインがほとんど無い。
・反射板が道路の脇やセンターに無い為に、夜は真っ暗で視界が少ない。
・全線に道路への立ち入り防護柵が無いため住民は高速道路内を自由に通行し、中には牛車が横断するところもある。
高速道路と一般道が交差しているのはビックリする。脇には屋台が並んでいる。
・マンダレーから20km区間は一般道との平面交差(ラウンドアバウト)2か所ありこの区間を通行時には特段の注意が必要です。
・急峻な山岳を通過する訳でもないのに急カーブが随所にある。
・また縦断勾配の大きな箇所も有り、視距が極端に短く危険個所もある。
・路面沈下に依る水たまりやカーブ区間では逆カントの個所が有るので降雨時は特に注意が必要です。
牛が道路の脇に放牧状態。
ヤンゴンからマンダレーまでの間に数百頭はいる。
牛と衝突すると全て運転者の責任らしく、特に気を付けなければならない。
牛が急に暴走したり、急に横断するシーンに何度か出会った。
朝、夕方には普通に子供が通学路として高速道路の脇を自転車通学。歩いている子供も多い。
高速道路の脇に小学校がある所もあった。
料金所には物売りの方が待ち構えている。
フルーツや飲み物、タバコなどを売っている。
考えてみたらコンビニが無いので、その変わりか?
全線ではないが、ほとんどの部分が夜は真っ暗で全く前が見えない。
道路の脇の反射板がこれほど重要と感じたことはない。
せめてガードレールや反射板は付けてほしいものだ。
この真っ暗の中に犬や人が歩いている事があるのだからビックリする。
これは事故も多いはずだ。
高速道路なのに荷台に人と牛。
ミャンマーの高速道路のサービスエリア
犬が多い。
サービスエリアはヤンゴンからマンダレーの間で3ヶ所。
3ヶ所のサービスエリアに寄ったが全部、ほぼ代わり映えしない。同じ店もある。
586.2kmに対して少ないと思われるが、高速道路の脇に屋台のレストランなどが沢山あるので不便はない。
夜のサービスエリアは賑わっている。
歩道には屋台が沢山並んでいる。
フルーツやお菓子、茹でピーナッツなどが売っている。
サービスエリアのどのレストランも、ほとんどミャンマー料理だ。
しかし、サービスエリアに入るには逆車線を走っている場合はUターンしなければならない。
当然ですが、サービスエリアから本線に戻る時も、一度、逆向きに走り、再度Uターンしなければならない。
ミャンマーのガソリンがめちゃくちゃ安い
普通に高速道路のサービスエリアにはガソリンスタンドもある。
ミャンマーのガソリンの値段はこの時のレートで計算すると1リットル47円。
めちゃくちゃ安い。
高速道路の料金所、検問、事故
料金所の横のハイウェイポリス。
この時は閉まっていたが、よく検問をしている。
私が料金所を通った時に、たまたま検問をしていて警察官にパスポートの提出を求められたが10秒くらい見て返してくれました。
何の検問か聞くと「ロヒンギャ族がいないか検問をしている。」との事でした。
「ミャンマー ビジネス ニュースダイジェスト」によると
2016/11/1 ヤンゴン~マンダレーの高速道路でハイウエイ交通警察隊によるスピード違反の取り締まりが行われているが、交通事故数は減っていないことがわかった。取り締まりは第3ゲート、ネピドーゲート、ザガーインゲートの3か所で実施、10月1日から30日までの期間中、スピード違反で検挙した件数は1,709件だった。同高速道路の制限速度は時速100キロ(軽トラックは80キロ)と定められている。
今年1月1日から10月末までの同高速道路で発生した交通事故は633件で、134人が死亡、1,074人が負傷。事故の主な原因は、スピードの出し過ぎが287件、タイヤのバーストが135件、居眠り運転が38件だった。
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