タイの秘密を知る:麻薬アヘン博物館で見たもの、感じたこと

アヘン博物館とは

アヘン博物館は、ゴールデントライアングル公園から車で約3分(約1.8km)の所にあり、全て見て回ると40~70分くらいの見応えのある麻薬アヘンの博物館です。
アヘン博物館

メーファールアン財団が運営するアヘン博物館は、ケシの花の栽培、収穫方法の解説から始まり、アヘン戦争、アヘンが合法化されていたシャムの時代(ラーマ6世〜ラーマ7世の治世)などアジアにおけるアヘンの歴史や、アヘンからモルヒネの精製、ヘロインの開発など西洋におけるアヘンの発展、麻薬の密輸方法、麻薬中毒患者の実態などを知ることが出来ます。

メーファールワン財団とは

メーファールワン財団とは
メーファールワン財団とは、貧困と機会を奪われた人々の生活の質を向上させるために設立された民間の非営利団体です。特に、タイ北部の少数民族が直面している貧困と劣悪な生活条件の問題の対処、収入を補うために手工芸品を宣伝および販売し、タイ語、基本的な数学などのスキルと規律を教たりしています。財団の使命は、「社会的および経済的発展の改善、環境の保全、地域の芸術と文化の支援」という3つの主要な分野に焦点を当てています。

アヘン博物館の役割

アヘン博物館はアヘンが合法的に使用されていた時代の歴史を展示し、研究のための情報センターとしての役割を果たしています。
アヘン博物館
アヘン博物館の役割は、麻薬とアヘンの歴史や文化に関する教育と啓発を行うことで、タイがアヘン密輸と取引を禁止するためにどのような取り組みを行ったかを説明し、麻薬に関する問題に対する意識を高めることを目的としています。また、博物館には、アヘンの生産から販売までのプロセスや、アヘンがタイ文化に与えた影響などを展示しています。このような展示は、タイ北部の文化と歴史を理解するための重要な要素であり、麻薬に関する問題に関心を持ち、その対策を考えるために役立つことが期待されています。

麻薬アヘン博物館で見たもの、感じたこと

アヘン博物館は、250ไร่ライ(400,000平方メートル)の土地に、博物館の展示されている建物は2階建てコンクリートの建物で面積は30ไร่ライ(48,000平方メートル)あります。その中は14のゾーンがあり、丘を貫通する長さ137メートルのトンネルは、反対側の建物にある博物館の展示部分である建物に通じる受付棟の延長であり、山に切り込んでいます。トンネル内は煙と光のカーテンが神秘的な雰囲気を醸し出します。
アヘン博物館
アヘン博物館は大変広く、展示物も多く、アヘンがどのように作られ、どのようにタイに伝わったか、昔のアヘン製造に使用された道具や、アヘンを使っていた人々の生活道具など、タイ文化に関わる貴重な資料が展示されており、アヘン密売に関する実際の事件やアヘンを巡る法律問題に関する情報。また、アヘンの使用によって引き起こされる健康問題や社会問題についても解説されており、とても見応えがあります。

クリックで拡大
私がタイ北部ゴールデントライアングルのアヘン博物館を訪れて感じたことは、日本では接する事の出来ない麻薬アヘンの歴史や文化に触れることが出来たという事に感動しました。

アヘン博物館の地図


入館料:タイ人50バーツ、外国人200バーツ

続きはコチラ

コメント

タイトルとURLをコピーしました