ラオス唯一の鉄道駅ビエンチャンにあるターナレーン駅の様子

ラオス唯一の鉄道駅ビエンチャンにあるターナレーン駅

ラオス国内には鉄道駅が1つしかありません。それがビエンチャンにあるターナレーン駅です。えっ?じゃぁどこに繋がっているの?そうです。隣国のタイに繋がっているのです。ラオスのビエンチャンにあるターナレーン駅の次の駅はタイのノーンカーイ駅になるのです。ラオスで鉄道に乗るには必ず国境超えが必要になるということなのです。日本人の感覚としては不思議な感覚ですが、これがラオスの鉄道事情なのです。という事はラオスの移動手段のメインは自動車、バイク、バス、船、飛行機というのが主流なのです。ラオスの国内を鉄道で移動と言うことは出来ない訳です。

ビエンチャンにあるターナレーン駅の場所

ビエンチャンにあるターナレーン駅の場所は辺鄙な所にあります。タイラオスの国境イミグレーションから車で約10分。4Kmほど離れた所にあります。

バイクでビエンチャン市街地からブッダパークに行く途中にターナレーン駅があるので立ち寄ってきました。ビエンチャンの街中からターナレーン駅までは約20Km。自動車で35分程度の距離です。道が悪くガタガタボコボコ、ホコリまみれになる所もあります。

ターナレーン駅近くの道路を走っていると前から牛が!

ビエンチャンのターナレーン駅

良く言えば「のどか」悪く言えば「寂しい所」といった印象のターナレーン駅です。廻りには「何も無い」という言葉がピッタリの所です。

ビエンチャンのターナレーン駅前の様子【動画】


ターナレーン駅を正面から見た写真

ビエンチャンのターナレーン駅前の構内

ターナレーン駅には改札はありません。切符を買ってホームに行き、鉄道に乗って中で駅員さんに切符をチェックしてもらうシステムです。

ターナレーン駅の切符売り場

切符売り場の正面にもカウンターがあるが機能していなかった。

ビエンチャンのターナレーン駅の時刻表

ターナレーン駅の時刻表

出発駅・時刻 到着駅・時刻 料金
ノーンカーイ駅 07:30 ターナレーン駅 07:45 20バーツ(約70円)
ターナレーン駅 10:00 ノーンカーイ駅 10:15 20バーツ(約70円)
ノーンカーイ駅 14:45 ターナレーン駅 15:00 20バーツ(約70円)
ターナレーン駅 17:30 ノーンカーイ駅 17:45 20バーツ(約70円)
ノーンカーイ駅 19:10 バンコク駅 6:00(翌朝) 【1等車】
UPPER 1,357バーツ(約4,750円)
LOWER 1,557バーツ(約5,450円)
【2等車】
UPPER 898バーツ(約3,143円)
LOWER 998バーツ(約3,493円)
【3等車】
シート 253バーツ(約886円)

時刻表には色々書いてありますが、要するにターナレーン駅から出発するのは10:00と17:30の2本しか無いという事です。

ビエンチャンのターナレーン駅からノーンカーイへの料金

20バーツ(約70円)です。

ビエンチャンのターナレーン駅からノーンカーイへの時間

ターナレーン駅 10:00→ノーンカーイ駅 10:15
ターナレーン駅 17:30→ノーンカーイ駅 17:45
約15分間です。
始発ですので出発時刻が遅れる事は少ないと思いますが、到着時刻は30分~2時間くらい遅れるのは当たり前です。

ビエンチャンのターナレーン駅のホーム

私がターナレーン駅に立ち寄った時はちょうど電車が停車していました。

ターナレーン駅前のホーム

清潔感のあるキレイなホームでした。
キオスク的な駅の売店は無く、飲み物等は事前に用意しておきましょう。と言っても次のノーンカーイ駅までは15分ですが。

ターナレーン駅前のホーム

ターナレーン駅の電車

出発時刻まで、まだまだ時間はあるのですが、なんせ1日2本の電車ですから、ノーンカーイから到着した電車はずーと止まっています。

ターナレーン駅に停車中の電車

そこで、ドアが開きっぱなしの電車の中も撮影してみました。

ターナレーン駅に停車中の電車の中

電車のシートは私がノーンカーイまで乗ってきた電車よりはキレイでした。

ターナレーン駅に停車中の電車の中

ビエンチャンのターナレーン駅の感想

ラオスには何度も訪れていますが、そう言えば電車(鉄道)に乗っていなかったなと思い出し、ラオス唯一の鉄道駅ビエンチャンにあるターナレーン駅に立ち寄ってきました。実際に電車には乗らなかったのですが、雰囲気だけ味わいに行きました。ターナレーン駅の感想としては不便な場所にある。バスの方が市街地から出発して本数も多く便利。なぜ鉄道を作ったのかな?不要じゃない?という感想です。しかし、私たち日本人は日常的に電車には乗る文化ですが、ラオス国民にとって鉄道とは未知の世界で見た事、乗った事が無いというものかも知れません。しかもラオス国民が鉄道に乗るには外国に行かなければならないというハードルの高い乗り物です。日本と比べると平均賃金も低いラオス国民が外国に行くということは更にハードルの高い乗り物ということでしょう。というイメージでターナレーン駅に行きましたが「寂しい駅」「何も無い駅」という「のどかな駅」でした。

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