円安ドル高で物価上昇、給料が増えないのはバカな日本人のせい

最近、円安ドル高で物価上昇、給料が増えないとのニュースをよく見ますが
はっきり言って「バカな日本中のせい」と思っています。
 
詳しく「バカな日本中」を説明すると、生産率の悪い労働力です。
更に、詳しく説明すると、人件費の割合です。
 
東南アジア、特に中国など行くと解ると思うのですが
例えば20席のメニュー数が50個ある飲食店で働いている店員の人数は
東南アジアなら3人くらい。日本なら10人くらい。
これで、混雑時にも普通に回せてしまうのだ。
理由は、単純に1人1人の仕事量が3倍くらい違う。
ものすごく合理的に働くからだ。
 
私が東南アジアで見てきた、製造業や建設業でも、同じように1人1人の仕事量が日本とは比べ物にならないくらい違う。
 
もちろん、日本と東南アジアで、サービス内容等も違うのですが
日本人は、過剰にサービスを求める体質にも問題があります。
 
日本にも、そんな東南アジア的なサービスの店、会社、商品があっても良いと思うのですが
それは日本人は受け入れられない。
しかし、物価は高く感じて不満に思ってしまう。
 
例を出すと、
東南アジアでラーメン的なものを食べると1杯100円だとする。
これは、材料を作っている人の労働生産性が高いので安く提供できて、原価を抑える事が出来る。
更に、東南アジアで1杯100円のラーメン的なものだと麺とスープのみで、刻みネギすら入っていない。
原価を抑え、お店の造り、店内の内装から食器に至るまで全ての原価が安い。
クオリティーは日本よりも悪い場合もあるが、全てのものに対して労働生産性が高いので安く出来ている。
一方で日本は
お店でラーメンを食べると800円くらいはする。高い場合は1,000円以上もある。
これは、材料を作っている人の労働生産性が低いので原材料の原価が高くなる。
更に、内装費や家賃、全てのものが東南アジアと比べて労働生産性が低いので原価が高くなる。
それに加えて、労働生産性が低い人員も沢山配置しなければいけない。
そして味よりも見栄え重視の日本人には、様々なトッピングなどを入れなければならない。
 これは、ラーメン店に限らず、日本の職場全てに当てはまる日本人の常識、染み付いた感覚だ。
 
そりゃ、日本の物価上昇、給料が増えないのはしょうがない。
 
そもそも、日本は最低限の人に合わせて仕事内容を決めて、最低限の給料を設定する。
それよりも出来る人の評価を給料に反映させない。
給料を大幅に上げるなら転職しか無い。
もしくは独立、するしかない。
 
東南アジアによく行く私の感覚からすると
日本の飲食店に入って「こんなに店員いる?」「沢山の店員がいる割に、少々お待ち下さい。しか言えないの?」と、思ってしまう。
 
まぁ、日本はバカを沢山集めて、バカに合わせた給料を払うシステムになっているので
この常識、日本人の意識を変える事は出来ないので
今後、物価上昇、給料が増えないのは止まらないだろう。
 
上手く伝えられないが、私の言わんとする事を悪い意味ではなく、1つの意見として読み取ってくださいね。

公益財団法人日本生産性本部|労働生産性の国際比較より

コメント

  1. 超食いしんぼー より:

    こんにちは。
    東南アジアのお店にもかつてはムダと思うほどたくさんの従業員がいてそれぞれの仕事のクオリティーが低いのが当然でした。
    しかし最近は東南アジアの人件費も上がってきて有名なお店でも従業員の数は減っております。
    飲食店は外から見える席はお客が帰るとすぐにきれいにして次の客を入れますが、奥の席は汚い皿や残飯がテーブルに放置されたまま、という光景もよく見ます。

    タイは10年ほど前にバカな首相のお陰で最低賃金が一気に倍くらいになってしまいました。それからも少しずつ上昇しているので製造業を始めあらゆる業種で人件費が経理のネックになっております。

    しかし、本当に「美味しいものを安く食べてもらおう」と思ってくれているお店もまだ少ないが存在します。お店や食器なども決してキレイとは言い難いが信じられないくらい安く食べられるのはありがたいです。

    日本よりも安い賃金でもそういうサービスをするお店には敬意を表します。日本にだって安くて美味しいお店も確かに存在します。仮に高くても日本人のサービスや接客はとても丁寧です。高くてもそれだけの価値はあると思います。

    タイの製造業もかつては手作業が多かったですが最近は自動機も導入されて人減らしが進んであります。人件費の占める割合も高くなってきてもう少しすれば日本と変わらない状況にすらなりかねません。

    古き良き風習のある所には現代の文明を投入してはいけないという事ですね。それはひしひしと感じます。タイはまだ発展途上に属する国だと思っておりますが、一部では十分に発展している所があります。今はうまくそれが共存していますが、ある時そのバランスが崩れるといい部分が失われてしまうのではないかと危惧しております。

    • 管理人 より:

      超食いしんぼーさん、その通りですね!(^^)
      日本の飲食店はチェーン店が多く、工場で作った料理が多いですが
      東南アジアでは、飲食店で素材から料理を手作りする店が多いので
      クオリティーは均一ではありませんが、美味しい店は、とんでもなく美味しいです。
      そんな店を見つけて歩くのが楽しみでもあります。

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